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日本の英語参考書では同じ訳になっていることがある
日本の英語の参考書をいくつか確認してみたのですが、 “must”も”have to”も同様に「○○しなければならない」と書いてあります。 そのテキストの例文は、
I must read this book by next week.
I have to read this book by next week.
2つの例文とも同様に「この本を来週までに読まなくてはならない。」という訳になっています。
しかも、練習問題では、
以下の2つの文が同じ意味になるようにカッコを埋めなさい。
I must read this book by next week.
I ( ) ( ) read this book by next week.
(正答例は have to でした)
このような問題もあり、mustとhave toの違いがあまり意識されていない参考書が多くみられます。
ではこの、”must”と”have to”どちらとも同じ意味で使えるんでしょうか??
must と have toは同じ意味合いで使えない
結論から言うと、同じ使い方はできません! それぞれ使われる状況をhave to が使われる状況
まず、英語での会話で日本語の「◯◯しなければならない」「◯◯しなきゃ!」の意味で普段使うのは”have to”の方です。
I have to read this book by next week.
この本を来週までに読まなくてはならない。
I have to wake up early tomorrow.
明日は早起きしなくてはならない。
must が使われる状況
では”must”はどんな時に使うのでしょうか? あまり会話では使わず、説明書の指示や、工場、学校での指示、命令に近いような文章でよく見かけます。
Workers must wear a helmet.
作業員はヘルメットを着用しなければならない
Students must not use cell phones in class.
生徒は授業中に携帯電話を使用してはならない
You must stop at red traffic lights.
赤信号では止まらなければいけない。
You must be at work by 9:00am every morning.
あなたは毎朝9時までには職場にいないといけない
このように、ルールや法律、客観的に見てしなければならないことに使われます。
英語中級者向け: must と have to の違いを解説
necessary(必要な)を使って、must と have toをそれぞれ言い換えると、
must = it is necessary to do something
have to = it is necessary for somebody to do something
このようになります。”for somebody”のところが違いますね。
I have to get up early tomorrow.
明日は早く起きなくてはならない。
をnecessaryを使って言い換えると、
It is necessary for me to get up early tomorrow.
明日の朝私は朝早く起きる必要がある。
となります。
つまり”for somebody”のところで「誰々にとって、私にとって、あなたにとって」など、
話し手の考え、判断、主観で「必要だ」
と言っています。
対して”must”は
must = it is necessary to do something
このようにhave toにあった、”for somebody”がないので、特定の誰かにとって必要なのではなく、
誰にとっても必要!誰が考えても必要、一般的に必要
という意味が強くなります。そのため、ルールを示すサインや、一般常識、誰にとっても適用される法律などによく使われます。
must と have to 間違えて使うと嫌われるかも
もし会話で、「〜しなきゃね!」と軽い感じで言おうとして”must”を使ってしまうと、非常に真剣で命令的なニュアンスになるので気をつけて下さい。 同じ例文でmust と have toを入れ替えて比べてみます。
You have to study more.
あなたはもっと勉強する必要があります。
You must study more.
誰が見たってあなたはもっと勉強する必要がある。
このように、ちょっと上から目線で、一般論を振りかざしているように聞こえてしまうかも。
mustばかり使ってしまうことの危険性がわかるのではないでしょうか…
(こんな発言する人と友達になりたい、とは思われませんよね)
must と have to 使い分けに迷ったらどうすればいいの?
簡単です! 「◯◯しなければならない」「◯◯しなきゃ!」といいたいときはいつも”have to”を使いましょう!
I have to get up early tomorrow.
明日は早く起きなくてはならない。
He is busy this week. He has to work late.
彼は今週忙しい。遅くまで働かなくてはいけない。
普段の会話では、ほとんど99%以上、”have to”を使うと思って下さい。
◯◯に違いない。のmust
※ただ、”must”は「○○に違いない」という意味では会話でよく使われます。
It was long trip. You must be tired.
長旅だったね、疲れたでしょ?(疲れているに違いない)
It’s hot outside. You must be thirsty.
外は暑いね、のど渇いたでしょ?(喉が渇いているに違いない)
こちらは意味が違いますので、気をつけましょう!
mustとhave toの違いを解説している動画はサイト下部よりご確認いただけます!
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