Hey. How’s everybody doing? It’s Laura.
みんな元気かな?ローラです。
今日は、
日本人とアメリカ人の謝る感覚の違い
について書きます!
日本人とアメリカ人では返事が必ず違う質問
この質問と返答を過去12年で、何度も聞いたのですが、
日本人とアメリカ人では、ほぼ100%、返答に違いがあることに気が付きました。
例えばこんな状況があったとします。
AさんとBさんが学校で話をしています。
Aさんはどうやらお母さんとケンカをしてしまったようです。
A: I got into a fight with my mom.
B: ( )
ここでBさんの返答として適切なのは?と日本人に聞くと、
You should apologize to her.
お母さんに謝ったほうがいいよ。
こう返答する人がほとんどだそうです。
経験上、日本人の方は今のところ100%こう答えています。
ではアメリカ人や英語圏の人達の返答は?
英語圏の人に同じ質問をすると、
You should talk about it with your mom.
お母さんと話し合ったほうがいいよ。
You should discuss it.
話し合いなよ。
You should discuss it rationally.
冷静に(合理的に考えて)話し合いなよ。
という返答になり、「謝ったほうがいいよ」という返答は聞いたことがありません。
なぜこんな違いが生まれるのでしょうか?
自分に非がないのに謝るのは許されない?
これは日本と外国の文化を比較する時によく出る話ですね。
アメリカを始め海外では、
「自分の非を認めたときしか謝らない」
ことが多いです。
逆に外国人から見ると日本人は英語を話していても、
I’m sorry.
と言い過ぎるそうです。
fightの意味のとらえ方の違い?
また、“fight”という単語の意味のとらえ方に違いがありそうです。
英和辞書では、
出典:Weblio
となっています。
おそらく日本では、fightを「ケンカ」という意味で捉えてしまう人が多いのではないでしょうか?
ケンカというと、どちらが正しいのかわらないにも関わらず、
- 文句を言ったり
- 理不尽な要求をしたり
という状態になることも珍しくありません。
お母さんとケンカした→謝る必要がある
という感覚は日本人にとって、とても自然な流れですね。
英語圏の人と話すと、この母親との”fight”はどうやら”argument(議論)”と同じ意味で理解しているようです。
言い争い(議論)をする
→お互いが納得するまで話し合うべき
こういう考えなんですね。
もちろん”fight”には「物理的に攻撃し合うケンカ」という意味もありますが、(過去の記事を参照)
A: I got into a fight with my mom.
は、「お母さんと(意見が合わなくて)言い争いになっちゃったよ。」
という意味で通常ネイティブは理解します。
けど、「母親と言い争い」になったらやっぱり謝るべきだと思うんだけど…
と多くの日本人の方は思うかもしれませんね。
英語圏では、「悪いことをしていないならたとえ母親相手でも謝るべきではない。お互い納得するまで話し合ったり、譲歩し合ったりするべき」と、一般的に考えられています。
(ちなみに小学生になる前から、アメリカの子どもたちはこんな考え方をしているようです。もちろん汚い言葉で母親を罵ったら、母親は厳しく叱り、謝らせるそうです。言い争い程度ではお互い謝ることはないのだとか。)
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