Hey. How’s everybody doing? It’s Laura.
みんな元気かな?ローラです。
今日は”shy”について話します。
私の本でも紹介した感情表現”shy”ですが、使う際に少し注意する必要があります。
・I’m shy. ・My husband is shy. ・Japanese people are shy.
日本では、このように“shy”を使う人が多いのですが、これらの文にはすこし違和感があります。
理由を説明していきたいと思います。
“shy” 辞書の定義
Oxfordの辞書ではこのように定義されています。
shy: nervous or timid in the company of other people
意味: 他の人と一緒にいる時に緊張したり、居心地が悪い状態になる
Oxford Dictionary
先ほどの例文をみると意味合いには問題いはなさそうですね。
ただ、多くのネイティブスピーカーは、”shy”を「子どもに関して」使います。
“shy”を使った自然な例文を紹介しながら説明します。
“shy”を使った自然な例文
The shy tow-year old hid behind her dad at the party. 恥ずかしがり屋の2歳の子が、パーティーでお父さんの影に隠れた。
Liam was really shy at the beginning of the school year, but now he’s very outgoing. Liamは学校が始まった最初の頃はとてもシャイだったが、今はとても社交的だ。
この例文は学校に通う子供に関しての文です。
Olivia is very talkative with her girl friends, but she’s really shy around James. Oliviaは女友達とはたくさん話す(饒舌だ)が、Jamesといると(恥ずかしがって)とても控えめだ。
この例文は中学生か高校生ぐらいのイメージです。
このように、子供に対してshyを使うことが多いです、
ではなぜ、”shy”を子供に使うイメージがあるのでしょうか?
そもそも”shy”であること自体が「子供っぽい」?
これは辞書などで定義されていることではないので、私の経験と、周りのネイティブスピーカーの考えだと思って聞いてください。
(実際に私のアメリカにいる家族と、講師たちと確認してみました)
英語圏では、“shy”でいること自体が、「子供っぽい性質(A child like trait.)」だと思う傾向があります。
社会的にも、理想の大人は、
「自信があって、人付き合いができて…」
というイメージを持たれることが多いです。
けど子供たちはシャイで静かで、社交的でなくてもそんなに問題はありません。
“shy”という言葉から”meek” 従順(他の人の意見にすぐ従うこと)をイメージする人も多いです。
”shy”であることは、「大人として弱い」と一部の人は捉えてしまうかもしれません。
特にアメリカをはじめ英語圏の国では、
「自分の意見を持たずに、他の人に従順であること」はあまり良い印象を持たれません。
これが大人の性格を表現するのに”shy”をあまり使わないほうが良い理由です。
shyの代わりに使える表現は?
「大人でも静かな人はたくさんいます」
(私もそうです)
物静かな大人に対しては
“quiet”を使うことができます。
”shy”を使ってしまうとあまりポジティブなイメージを持たれません。
他に、
introverted 内向的(必ずしもネガティブなイメージはありません)
などが使えます。
introvertedは難しい単語ですが、
- パーティーで騒いだり、知らない人とすぐ意気投合したり、というのが苦手。
- 大人数でいるより、一人で過ごしたり、少ない人数で過ごすほうが好き。
などの性格を表します。
会話でもよく出てくる単語なのでぜひ覚えましょう!
shyを大人に使うとこんなイメージ??
A: Is your husband coming to the party this weekend? B: No, hi’s gonna stay home. He’s really shy.
これは文法としては正しいのですが、あまりこの状況で“shy”は使われません。
説明が難しいのですが、これを聞いた相手は
「恥ずかしがって子供のように外に出たがらないなんて…。ちゃんと職場には行けてるのかな…」
なんて思われるかもしれません。
ではintrovertedを使ってみましょう。
A: Is your husband coming to the party this weekend? B: No, hi’s gonna stay home. He’s really introverted.
introvertedを使うと、「家にいることを自ら選んでいる」イメージになります。「人と会うことは構わないし、その能力はあるけど、家にいることの方を好む」というイメージです。
家にいてくつろぎながら、ペットと過ごしたり、映画を見たり、読書をしたり…「知らない人の相手をすると疲れるから家にいたいよ」といった感じでしょうか。
“shy”ではなく、“introverted”なんですね。
動物に”shy”を使うのはOK!!
そういえば、”shy”は動物、ペットに対しても使うイメージがあります。
幼くて、かわいくて、純粋で…
なんとなく、shyを使う対象がわかりますか?
まとめ:shyを使う対象には気をつけよう
大人である自分や相手、誰かの性格についてshyを使うことは控えましょう。
子供やペットなど動物の性格に関して使うのは問題ありません!
例文は動画でも紹介しています!
今回出した例文は下の動画でも使っています。
- 発音、イントネーションの確認
- リスニングの練習
などに活用してみましょう!
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