Hey. How’s everybody doing? It’s Laura.
みんな元気かな?ローラです。
私のスクールでは生徒さんにお家でもリーディングをしていただくようお願いしています。
3、4歳でリーディングができる子もいれば、小学6年生でも苦戦してしまう子もいます。
すぐに身につく能力ではないので、子供たちは毎日少しずつリーディングの練習する必要があります。
ただ、リーディングを身につけるためにはいくつかコツがあります。
今日は、
Helping Your Child Learn to Read (Copyright © 1999 American Academy of Pediatrics)
という米国小児科学会が書いた記事を紹介します。
私が子どもたちのリーディング練習を手助けする際もほぼ同じことをしています。
2歳後半から小学4年生ぐらいまでに応用可能です。
私の解説も入れていきます!
How can I help my child learn to read? どうしたら子どもが本を読めるよう手助けできますか?
という保護者さまからの質問に対する米国小児科学会からの回答です。
1. リーディングの際、指を効果的に使う
・Run your finger under the words as you read to show your child that the print carries the story.
本を読んであげている間、読んでいる単語の下を指でなぞり、子供に文章が本のストーリーを作っていることを見せてあげましょう。
Laura解説:まだ自分で本を読めない子どもたちは、基本的に絵本の「絵しか見ません」。保護者の読む単語や文が音を決め、その音に意味があること。その音が「今楽しんでいる絵」が表現するストーリーを説明していること。これらを理解させるため、読みながら指で文をなぞります。
子どもが知っている単語があれば、単語を指で何度かタップしたり、子供の興味によりその単語だけ繰り返し読んだりします。
絵と単語を関連付ける
「絵と単語」を結びつけるようアクション(指の動き、発声)することが重要です。
単語と単語に対応する絵(例えば、「単語appleとりんごの絵」)を交互に指差しすることも重要です。
2. リーディングの際、声を効果的に使う
・Use funny voices and animal noises. Do not be afraid to ham it up! This will help your child get excited about the story.
おもしろい声や動物が出す声などをまねて使いましょう。「やりすぎかな」なんて心配しないで下さい!これは子供たちがストーリーに夢中になるのを助けます。
解説:絵の中に響いている音や声などを表現してあげましょう!
また、子どもたちはまだ文章を読めず、絵本で使われている語彙もわからないものが多いため、登場人物の感情はほぼ絵から読み取ります。保護者が読み上げる単語に感情を結びつけると、単語(特にhappy, sad, angryなど感情に関する単語)を理解しやすくなります。何より子どもたちは楽しんでくれるので、本が好きになります!
3. リーディングの際、子どもへの質問を効果的に使う
・Stop to look at the pictures; ask your child to name things she sees in the pictures. Talk about how the pictures relate to the story.
絵本の絵を見るために時間を取りましょう。子供たちに絵の中にどんなものがあるか聞きましょう。絵がストーリーにどう関わっているのか子供と話しましょう。
解説:子どもたちが気になった絵などを中心に、絵について質問をしていくとより興味を持ってくれます。
“What’s this?” 絵の中に描かれている物の語彙を身につけるのに最適な質問です。
“Who is happy/ angry / sad?” 登場人物の感情を表現する単語を覚えてもらいましょう。
4. 韻を踏んだ文、楽しい文を一緒に楽しむ
・Invite your child to join in whenever there is a repeated phrase in the text.
文章で繰り返し読まれる部分があれば、子供にも「一緒に読もう」と伝えましょう。
解説:子ども向けの本はよく「韻を踏む」ことがあります。同じ表現の繰り返しもよく使われます。
子どもが一緒に発声できそうなら参加してもらいましょう。ゆっくり読んだり、様子を見ながら読み方を調整してみてください。自分から音読をする最初の一歩です!
5. 子どもの経験と関連付ける
・Show your child how events in the book are similar to events in your child’s life.
本の中で起こった出来事が、子供たちの生活で起こったことと似ていることを教えてあげましょう。
解説:「◯◯ちゃんもこうなったね」など、お子さんの身の回りの出来事、持ち物、記憶などと関連づけてあげます。記憶しやすくなります。
6. お子さんの質問に答えてあげる。本から学ぶ。
・If your child asks a question, stop and answer it. The book may help your child express her thoughts and solve her own problems.
もし子供が質問をしたら、読むのをやめて答えてあげて下さい。本のストーリーが、子供の考えを表現することや、子供が抱えている問題を解決するのに役立つかもしれません。
解説:本のストーリーから学べることは多いです。(多くの絵本がそれを目的に書かれていたりします。)
本から学べることが、子どもたちの経験したことをうまく説明してくれているかもしれません。
例:迷惑をかけたら相手が悲しむ、その時どうしたらいいか。ケンカしたらどう仲直りするか。など。
7. 本が読めるようになっても読み聞かせは続ける
・Keep reading to your child even after she learns to read. A child can listen and understand more difficult stories than she can read on her own.
子供が自分で本を読めるようになっても、保護者の方が本を読み聞かせてあげるのを続けて下さい。子供は自分一人で読める本より難しいストーリーを聴いて理解することができます。
解説:常に上のレベル、チャレンジングなレベルのリーディングに触れさせることが重要です。子どもたちは「自分が読んでいるものが全て」と思う傾向があります。別のジャンル、別のレベルなど保護者が率先して触れさせると、子どもたちのリーディングの力も明らかに伸びが早いです。
子どものリーディングを伸ばすには?まとめ
いかがでしたか?
初めて英語の絵本を持った子供たちは、絵だけを見てページをめくります。
文章が、ストーリーを作るものだということを理解してもらうため、保護者の方が本を読みながら、指で文をなぞる必要があります。
絵の中に出てくる、人物や動物、植物、物など、指さしながら、単語を指差し、発音し、また絵を指さします。このようにして単語と絵を結びつけましょう。
子供たちは最初は絵に集中しますので、絵を使って色々質問してあげましょう。
- 犬が出てきたら、”Do you like dogs?”
- 色々な色が出てきたら、”What color do you like?”
- 魚が何匹か絵に書かれていたら”Which fish do you like?”
- 怖い絵だったら”It’s scary.”
などなど、レッスン中でもよく聞くフレーズを使いながら、楽しく本を読むことができます。
一人で簡単な本が読めるようになったら、「これ読んで!」とお子さんにお願いして、聴いてあげてください。
そして読めることをたくさん褒めてあげて下さい。
上で紹介したように、一人で本が読めるようになっても、ご両親が時々よりレベルの高い本を読んであげて下さい。
これを繰り返すことで、どんどん複雑なストーリーの本が読めるようになっていきます。
本を読むために重要なフォニックスの動画もアップしています↓
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